BMW C1純正トップケースの補修レポート 【その後1】

昨年(2023年)11月に「BMW C1純正トップケースの補修について」をポストしました。
今日はそのレポートの続報をお伝えいたします。


昨年、BMW純正C1用トップケースの固定ガイドが破損したところにアルミ製のパネルを加工して補うことで修復できたことをお伝えしました。
そのレポートによって同様にお困りのC1オーナーからBMW純正C1用トップケース補修のご依頼を頂きました(ありがとうございます)。

破損状況は前回同様に固定ガイドが左右とも折れて欠落しておりC1にセットできない状態です。
なお、写真はトップケースの底面に穴を開けてボルトを通した作業途中の様子です。
補修方法は前回と基本的には同様の手法で補いました
今回新しく考案したガイド先端部

写真のようにポリエチレン樹脂を加工してアルミプレートのガイド先端部に取り付けました。
C1側のガイド穴の奥にラバーキャッチがありますがそのキャッチ部分のカタチに収まるように樹脂をハンドメイドしています。
従来のゴムラバーを使ったダンパーに比較して耐久性は向上したと思います。

完成したアルミプレートをトップケースに取り付けて折れてしまったガイドを補いました。
黒いポリエチレン樹脂が安価に素早く入手する方法が見つからなかったのでこのように目立っていますがC1にセットすれば隠れますのでご勘弁ください(汗)。

ただ、C1にトップケースをセットする際のコツと言うか、C1のガイド穴に両方のトップケースガイドを同時に装填するよりも片方のガイドを半分づつ押し込む方法を推奨します。
上述の通りトップケースのセットができましたら必ずロック機構のレバーを収めて安全ツマミを回しておいてください。最後に軽くトップケースを持ち上げる方向にストレスを与えてロックが外れないか点検してくださるようにお願いします。

【整備参考費用】
BMW C1純正トップケース装着ガイド補修パネルのワンオフ制作及び取付け加工費
税別¥33,000(材料費の高騰により2024年5月から価格を改定させていただきます)
*トップケースの運送料などは別途必要です。
*作業時間 10日~2週間程度(あらかじめメールまたはお電話でご連絡をお願いします)
*なお、今回のレポートおよび写真は、オーナーのご承諾をいただき情報公開させていただきました。


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